SAPコンサルタントが取り扱うSAP製品は、ITテクノロジーの発達に合わせて複数回のバージョンアップを重ね、現在ではクラウドコンピューティング対応バージョンなどもラインナップされています。
日本国内だけでなく世界中でSAPパッケージの導入実績は右肩上がりに増えており、この傾向は今後も続くと予想されています。そのため、SAPパッケージに精通しているSAPコンサルタントのニーズも今後高まり続けるでしょう。将来性が期待される職業の一つと言っても過言ではありません。
SAPコンサルタントの需要や将来性は、今後のSAP製品のリリースやバージョンアップに大きく影響しています。そのため、SAPコンサルタントの将来性を予測するためには、SAPパッケージのリリース状況を把握するのが最短ではないでしょうか。
SAPパッケージを販売しているドイツのSAP社では、定期的にSaphire Nowというイベントを開催し、SAPを使ってどのような製品戦略ができるのか、またどのような問題解決が可能となるのかなど、セミナーやイベント形式で紹介しています。またこのイベントでは、SAPの新製品も紹介されます。SAPコンサルタントにとっては、ぜひ出席したいイベントと言えるでしょう。
SAPコンサルタントの需要や将来性が高い理由は、もう一つあります。それは、SAPパッケージを導入することが企業にとって大きなメリットをもたらすからです。業務プロセスの効率化が可能になるほか、データの一元管理も実現できます。企業のグローバル化に伴い、こうした経営管理を見直して改善できることは、企業にとっては中小気的に大きなメリットが期待できます。