どんなスキルや素質が必要?

SAPコンサルタントには、多種多様なスキルや能力が求められます。

1つ目に必要なのは、業務を遂行する上で必要な販売や会計に関する知識です。クライアントの課題や問題を正確に把握して、SAPシステムを導入することによって具体的にどんな業務効率化やデータ管理ができるのかを、分析した上でクライアントへ提案しなければいけません。その際には、当然ですが販売や会計に関する最低限の知識は必要不可欠です。

2つ目に求められるのは、語学力です。SAPは中小企業が導入しても大きな効果があるものの、実際には大規模なプロジェクトとなるケースが多く、実際に導入しているのはグローバルに事業展開している大企業が中心です。システム導入の際には、クライアントの海外支社で働くエンジニアとやり取りすることもあるため、一定レベル以上の語学力は必要不可欠なスキルと言えるでしょう。

3つ目に求められるスキルは、SAPシステムに関する深い知識です。SAPコンサルタントは、システム開発においてはパラメーターやモジュールの設定をするほか、SAPシステムが提供していない追加機能を開発するなど、カスタマイズ性にも精通していなければいけません。SAPパッケージに精通しているからこそ、クライアントのニーズを具体的にどのように解決できるかという提案ができるのです。

その他にも、クライアントと円滑なコミュニケーションを図るためのコミュ力や、セールススキル、マーケティングスキルなども持っていなければいけません。多種多様なスキルや能力が求められるSAPコンサルタントのお仕事は、大きなやりがいを感じられる仕事と言えます。